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歯科コラム
夏休み前に!子どもの虫歯予防チェックリスト
今年も暑い季節がやってきました。
水筒に冷たいお茶を入れたり、プールの予定を立てたり。
お子さまの夏支度も、少しずつ始まっていることでしょう。
そんな時期だからこそ、見直しておきたいのが「お口の健康」。
実は、夏休みを境に虫歯が増えるお子さまが意外と多いのです。
生活リズムの変化や間食の増加、そして「歯医者さんから足が遠のく」時期でもあるためです。
楽しい夏を前に、いまのうちにチェックしておきたい予防のポイントをまとめました。
・間食のタイミング、決まっていますか?
冷たいアイスやジュース、お菓子など夏は誘惑がたくさん。
でも、だらだら食べが続くと、歯の表面が酸にさらされる時間も長くなってしまいます。
「時間を決めて食べる」「甘い飲み物は食後にする」など、ちょっとしたルールで守れる歯があります。
・仕上げ磨き、やめてしまっていませんか?
「もう◯歳だから」と任せていたけれど、気づけば磨き残しが多い…というケース、実は珍しくありません。
とくに奥歯の溝や生えたばかりの永久歯は、虫歯リスクが高め。
寝る前の1回だけでも大人の手で仕上げ磨きをしてあげることで、虫歯の予防効果はぐっと高まります。
・最後に検診を受けたのは、いつですか?
日々の忙しさでつい後回しになりがちな検診も、夏休みは時間に余裕がある分、通いやすいタイミングです。
特に、生えたばかりの6歳臼歯は、気づいたときには大きな虫歯になっていた…ということも少なくありません。
乳歯の虫歯も進行が早く、永久歯や歯並びに影響を与える可能性があります。
痛みが出る前に、プロの目で確認してもらうことが安心につながります。
・歯みがき、見守りの時間ありますか?
ひとりで磨けるようになるのは嬉しいこと。
けれど、「自分でできる」と「しっかり磨けている」は別の話。
声かけだけでも、お子さまの意識は変わります。
「今日の奥歯、上手に磨けたね」そんな一言が、お子さまの歯みがき習慣を支える大きな力になります。
仕上げ磨きと検診は、虫歯予防の“柱”です
仕上げ磨きと検診は、虫歯予防に欠かせない習慣。
特に仕上げ磨きは、「もう自分でできるから」とやめてしまいがちですが、永久歯が生えそろうまでは大人のサポートが必要です。
検診も「虫歯ができたから行く」のではなく「虫歯をつくらないために行く」もの。
生え変わりや歯並び、歯ぐきの状態まで、プロの目で確認してもらえる機会です。
夏休みのように時間に余裕のある時期こそ、見直すチャンスです。
この2つを“続けること”が、お子さまの歯を守る大きな力になります。
ちょっとした違和感のうちに、お口のケアを見直してみてはいかがでしょうか。
歯も心もすっきり整えて、思いきり夏を楽しめますように♪