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歯科コラム
冬の季節、免疫力にも関わる「ビタミンD」の補い方
冬の気配が濃くなり、お肌の大敵・紫外線量もかなり減ってきて、ホっとしている方も多いでしょうか?
でも、その代わりに、これからの季節は、風邪やインフルエンザが気になりますね。
特に、ビタミンDが不足すると免疫力が下がって感染症にかかりやすく、ある大学病院の大規模調査によると、
「日本人の98%がビタミンD不足」という結果が出ているそうです。
しかも、ビタミンD不足は、骨が弱くなり、心臓病やパーキンソン病などの神経系疾患、
がんの発症にも関わってくるそうなので、気をつけたいところです
ビタミンDは、日光に当たることで自然に体内で生成されるため、
これまでは、あまり神経質にならなくてもよいといわれていました
ところが、最近は、紫外線量がとても多く、シミや肌荒れだけでなく、
皮膚がんの発症にも影響を及ぼすなど怖さが増しています
そのため、子どもの頃から日焼け止めなどのUV対策をしっかり行っているという人も多く
ビタミンD不足が顕著になっているそうです
そこで、「ビタミンDが不足しているかも…」と、心当たりのある方のために
普段の食生活でビタミンDを補う方法を調べてみました
まず、今の季節だと、鮭がおすすめです。成人の一日あたりのビタミンD摂取量の目安は、
8.5μg(マイクログラム)といわれており
紅鮭1切れ(100gあたり)には32μgのビタミンDが含まれています
鮭をグラタンやクリームシチューにして食べれば、牛乳からのカルシウムも摂れることになりますね
ビタミンDが豊富に含まれる食品は、動物性の食べ物に比較的多く
例えば、あん肝(100gあたり110μg)、半乾燥のしらす干し(100gあたり61μg)、鶏卵の卵黄(1個12μg)
真いわしにも鮭と同程度のビタミンDが含まれています
また、きのこの中にも豊富に含まれているものがあり
例えば、乾燥きくらげ(100gあたり440μg)、干ししいたけ(100gあたり17μg)などがあります
ビタミンDは脂溶性なので、きのこ類なら油で炒めるなどして食べるとよいそうですよ
食事からのビタミンD摂取が多い人は、病気になりにくく、死亡リスクが低いともいわれています
特に、女性や、高血圧の人、太陽光線にあまり当たらない生活をしている人は
ビタミンDの補給と同時にカルシウムの摂取も意識すると、より健康効果が高まるそうです◎